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幼児に急性腎不全が急増

インドネシア小児科学会(IDAI)は10日、2022年に入ってから6歳以下の幼児に急性腎不全が急増していると明らかにした。報告された症例は100件以上にのぼり、ここ2ヵ月はさらに患者が増えているという。現在も明確な病因はわかっておらず、IDAIが引き続き調べている。

急性腎不全は、医学的には非定型進行性急性腎障害と呼ばれ、突然腎機能を低下させる病気。IDAIは、子どもが一日で1度も排尿しない場合は、急性腎不全の初期段階の可能性があるとして尿量に注意するよう保護者に呼びかけている。また他に、発熱、下痢、嘔吐、鼻風邪のような気管支炎の症状にも注意が必要だとコメントした。また、むくみ、呼吸困難、電解質代謝異常、高血圧による痙攣は、腎機能が50%低下している表れであると説明した。