株式会社INPEXは10月25日、地熱事業を目的として設立した子会社の株式会社INPEX地熱開発を通じ、南スマトラ州におけるランタウ・ドゥダップ地熱発電事業に参画したと発表した。
同地熱発電事業は、欧州大手総合エネルギー企業のエンジー、丸紅株式会社、東北電力株式会社および地場民間地熱発電事業デベロッパーのスプルメ・エンルギーが、操業会社のスプルメ・エネルギー・ランタウ・ドゥダップへの出資を通じて共同で実施してきたもの。エンジーが保有する操業会社の発行済株式27.4%を、エンジーより取得し参入した。
地熱発電所の定格出力は98.4メガワットMWで、商業運転中であり、スマトラ島の約45万世帯の年間使用電力量に相当する電力を賄っている。発電された電力は、2021年12月の商業運転開始から30年間にわたって、国営電力PLNに販売される計画となっている。