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2022年長者番付、ハルトノ兄弟がトップ

米経済紙フォーブスが2022年の世界長者番付を発表した。インドネシア人のトップは、たばこ大手ジャルム・グループ創始者子息のロバート・ブディ・ハルトノ氏と弟のマイケル・バンバン・ハルトノ氏となった。

10年以上連続で首位を占めているハルトノ兄弟の資産額は477億米ドルで、前年から5.1億米ドル増加した。今年11月に電子商取引大手ブリブリの親会社であるグローバル・デジタル・ニアガが新規株式を公開したことが、大幅な増加の要因となった。

ジャルム・グループは、1950年に兄弟の父、オイ・ウィー・グアン氏がたばこ会社として創業した。1963年のグアン氏の死去後は兄弟が引継ぎ、1972年にたばこの輸出を開始。1976年に丁字入りたばこを初めて販売し、大企業のひとつに成長した。中部ジャワ州クドゥスの工場では従業員6万人を雇用している。また、その後に金融業や不動産も中核事業に加え現在に至る。