GoToの株価が、同社が株式公開を実施した2022年4月からこれまでに73.9%下落した。GoToの業績は利益確保の方向で動いており、外部要因が株価下落を招いたとみられている。
GoToの株価下落は2022年6月に始まり、大株主などによる株式売却禁止(ロックアップ)期間は11月30日に終了した。
GoToのパトリック・カオ社長は株価低迷に関し「ロックアップ期間の終了により、市場で浮動株の数が増加し、取引される株式量が増加したことがあるだろう」と説明。さらに「(株式売却の)理由として考えられるのは、低価格で株を買った初期の投資家がすでに利益を得たことや、年末などにかけた流動性ニーズの高まりなどがあるだろう」と述べている。
一方、GoToは2024年第1四半期(1~3月)までに黒字化を果たす見通しだという。