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コロナ専用病院を廃止へ

(c) JakartaGlobe

インドネシア政府は、ジャカルタのクマヨランにある元アジア競技大会の選手村に設営している臨時の新型コロナウイルス感染症専用病院について、運営を継続しないことを決定した。

この病院は2020年3月に保健省が最初のコロナ患者を確認してからわずか3週間後に設置された。旧選手村内の10棟の建物のうちの4棟に、計3000床のコロナ患者用ベッドを設け、世界最大級の隔離施設の一つとなっていた。運用を開始して以来、この病院では13万2000人以上のコロナ患者を治療してきた。

国家防災庁(BNPB)のスハルヤント長官によると、全国でコロナ患者数が減少していることと、旧選手村内の病院での病床占有率が大幅に低下したことから、12月31日に施設を正式に閉鎖することを決めたという。

人口2億7300万人のインドネシアではパンデミック開始以来、670万人の感染者と16万人以上の死者を記録している。