失礼な接客態度を売りにする独特なコンセプトでSNSを中心に世界的に話題になったレストランチェーン「Karen’s Diner」。オーストラリア、イギリス、アメリカ、ニュージーランドに展開する同店がアジア初となる店舗をジャカルタにオープン。
ジャカルタ店はパングリマポリム通りのローカルのハンバーガーショップとの提携によって実現したが、オープンして数日で痛烈な批判を受けている。「インドネシア人が昔から尊重し、現在も大切に守っている倫理とマナーに沿わない」「食事と一緒に提供される感情がプラスの感情ではなくマイナスの感情の場合、美味しさが感じられなくなる」などの倫理観に対する根本的な批判が多いのは当然かもしれない。
他国の店舗と比較されることも多く「海外の店舗は、客をからかったり冷たくあしらったりするが、インドネシアの店員の行為はいじめ」「客のグラスから直接手で氷を取り上げた行動は非衛生的」など、言語とサービスの違いを指摘する声も多い。その他にも、身体的特徴について言及しない、食べ物を粗末にしないなどの同レストランチェーンのポリシーが守られていないなどの指摘もある。オープンして間もなく、まだインドネシアでのコンセプトの適用の仕方や限界点を探りながら従業員たちも接客している段階のようだ。