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元警察幹部に終身刑を求刑 検察

(c) BBC News Indonesia

南ジャカルタ地裁で17日、昨年7月に発生した国家警察公邸での警察官射殺事件の公判が開かれ、検察は計画殺人の罪で起訴された国家警察元内務長官フェルディ・サンボ被告に終身刑を求刑した。

検察側は理由として「遺族に深い悲しみを与え、容疑を認めず、国民を混乱させた。また高級幹部である警察大将としてあるまじき行為であり、国家警察の信頼を失墜させた罪は重い」と述べた。弁護人、被告人の双方が意見を述べる最終陳述に向け、裁判官から1週間の猶予が与えられた。

初公判から約3ヵ月間、メディアはほぼ毎日、ライブ中継で公判の様子を伝えた。事件発生当初は、サンボ被告の部下であるヨシュア2等巡査が被告の妻に性的暴行を加えようとしたとして銃撃戦になり、死亡したと報じられていたが、激昂したサンボ被告が別の部下へ銃撃を命令したことが判明。性的暴行に関しては、鑑識の証拠はなく妻の証言のみとして真実性に欠けると判断された。