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インドネシアの観光部門、23年に回復の兆し

(c) TheJakartaPost

新型コロナウイルスの影響を最も受けた観光部門は、2023年に徐々に回復に向かうとみられている。

インドネシアを訪問する観光客の人数は徐々に増えているが、2019年の水準にはまだ至っていない。しかし、観光客の人数の回復程度はタイ、シンガポール、マレーシアなどの近隣諸国と同じくらいの水準で、2022年には新型コロナウイルスの流行以前の水準の25〜30%となった。

観光部門の回復に関し、いくつかのプラス要素が存在する。第一に政府が2022年12月30日に新型コロナウイルス感染対策の活動制限を撤廃したことにより、国内旅行需要の増加が期待されている。中国人による旅行の再開も大きなインパクトになるとみられる。観光・創造経済相は同国を訪れる中国人旅行者は2023年通年で12~25万人程度になると予測する。また航空各社が運航機材を拡充していることもプラスに働くと予想される。