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薬用シロップ死亡事故 地元の供給業者の成分偽造が発覚

(c) TheJakartaPost

国家警察は1月31日、全国で薬用咳止めシロップを服用した子供200人以上が急性腎臓障害のために死亡した事件に関連して、工業用の化学薬品を医薬品グレードと偽って販売した業者がこの事件を引き起こした可能性があると発表した。

当局によれば、シロップに含まれるエチレングリコール(EG)とジエチレングリコール(DEG)という二つの成分が急性腎臓障害に関連している。

警察はCVサムデラ・ケミカル社が工業用のEGとDEGを、ダウ・ケミカル・タイ社が製造した医薬品グレードのプロピレングリコールとして販売し、地元の医薬品メーカーに供給していたことが分かったと述べた。警察は同社と関連する販売業者の関係者を逮捕し起訴した。

ダウ・インドネシア社の社長は「政府、流通業者など、すべての利害関係者と協力して偽造品の問題に取り組むことに尽力する」 と述べている。