ジョコ・ウィドド大統領はこのほど、観光・創造経済相に対し中国、インド、ロシアの観光客誘致に注力するよう命じた。これら3カ国の観光客が増えることがインドネシアの観光部門全体の回復を促すと期待している。
サンディガ・ウノ観光・創造経済相は「われわれのデータによると、中国、インド、ロシアの3カ国からのインドネシア訪問の需要は非常に高いが、この3カ国とインドネシアとを結ぶ航空便は限られている」と説明する。
特に、インドとロシアからインドネシアに乗り入れる直行便は現在ない状態だ。中国からインドネシアに乗り入れる便も限られている。現状ではライオン航空が深セン―デンパサール間を結ぶチャーター便を運航している。こうした中、同社は今後、2023年4月か5月までに中国からインドネシアに乗り入れる定期運航便の導入を計画しているという。