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警察官射殺事件で減刑の警察官、解雇なし

(c) merdeka.com

国家警察の倫理規則委員会は2月22日、国家警察幹部の公邸で昨年7月に起きた警察官射殺事件をめぐり、実行犯で懲役1年6ヵ月の判決を受けた2等巡査のリチャード・エリエザー受刑者(24)を懲戒処分しない方針を明らかにした。

その理由に、同受刑者は上司であるサンボ死刑囚の命令により強制的に銃撃させられたこと、刑事事件や倫理違犯で過去に有罪判決を受けていないこと、公判において犯罪行為を認めて反省し、協力したことを挙げた。

この報道に対し亡くなった警察官の父親は「確かにエリエザー受刑者は事件を解明するために協力した。しかし、息子を射殺した実行犯であることに違いはなく、出所後も警察官として復職することは容認できない。事件を起こしても強制されたと主張する犯人が現れる懸念もある」と心情を吐露した。