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スリフティングは国内産業に害を及ぼすのか?環境への影響は?

(c) kompas.com

古着や中古品を再利用する目的で売買する、スリフティング。従来は高級ブランド品の転売のイメージが強かった。しかし近年では無駄な消費を抑える傾向の強まりや、ファストファッションによる環境汚染と廃棄物増加が問題視されるようになったことで、社会課題の解決への貢献策、新しい生活様式として、スリフティング文化が世界的に浸透・流行している。そんななか、海外からの古着の購入を禁止する規定が疑問視されている。

協同組合・中小企業省(Kemenkop UKM)は、海外からの古着の輸入は、商業大臣規定により禁止されていることを強調。同省のハヌン・ハリンバ中小企業担当副官は、スリフティングが国内の繊維産業に損害を与える可能性を危惧している。同氏は、海外の古着市場は活発であり、ブランド品や高品質な商品も安価で販売されているため、国内の商品が正当に評価されることなく競争に負けてしまう危険性を警鐘するとともに、国内の繊維産業に損害を与えない工夫の重要性を訴えた。

また同氏はスリフティングが巨大産業だけでなく、中小零細企業にも及ぼす悪影響の可能性についても言及している。「売り手の多くが中小企業(UKM)であることもあり、抵抗感に直面しています。これに対処するには、より明確な手順が必要となります」と同氏は加えた。