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ケガをした象を救助 今後はGPSで居場所を確認

アチェ州アチェ・ブサール県で11月29日、農園に尻尾と左胸をケガした雌の象がいることに住民が気付き、住民が州の天然資源保護センター(BKSDA)に通報した結果、BKSDAがケガをした象を探し出して無事保護するという事件があった。
象は農園の中を数日徘徊していたものとみられる。BKSDAの職員らが象を保護した後にすぐにケガの手当を行った結果、負傷の程度が相当ひどく、感染症もひどかったことから、尻尾を切断する手術を行った。
BKSDAでは象を自然に返したあとにその居場所を確認できるよう、象にGPS発信機付きの首輪をつけたとのこと。GPS発信機によりこの象の位置を特定できるだけでなく、他の象と群れをなした際の群れの挙動についての情報も得られるものと期待されている。
アチェ州には約500頭のスマトラ象が生息しているが、象牙を求める密猟者により絶滅の危機に晒されているという。