世界気象機関(WMO)は、過去3年間続いたラニーニョ現象が今年はエルニーニョ現象に変わり、気温の上昇と乾燥をもたらすと発表した。
ルフット海事・投資担当調整相によると、国内の一部の地域ではすでに平年より高い気温が観測されているという。気象モデルを基にすると8月がエルニーニョのピークになるとみられている。
インドネシアでは2015年、エルニーニョ現象が広範囲な干ばつを引き起こし、土地や森林の火災が発生した。これにより農業や鉱物の生産が低下し、大打撃を受けた。特に、食料品のインフレは国全体のインフレに大きく寄与するため、エルニーニョがインフレに与える影響は大きい。
政府はエルニーニョ現象における人的・経済的影響に対する準備を進めるため、各関係省庁と連携を行う。