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2045年の人口予測発表 世界第6位に

インドネシアの人口は2045年に3億2400万人に達するとの予測が、このほどインドネシア国家開発企画庁(バペナス)から発表された。年齢別の人口構成比では65歳以上が増加する一方で、0〜14歳が減少する。また、世界の人口ランキングにおいて第6位に後退する見通しも明らかになった。

今回発表された2045年の人口予測は、合計特殊出生率が2045年に1.9に低下し、乳児死亡率が7.85%となるシナリオを基に、中央統計局(BPS)と協力して算出された。予測では、2020年と比較して5442万人増加し、2045年にはインドネシアの人口は3億2400万人に達する。2020年から2050年までの平均人口増加率は年率0.67%となる見通しだ。

現在、世界では人口構造が大きく変化している。2021年以降、人口がマイナス成長となった中国に代わり、インドが世界で最も人口が多い国となっている。インドネシアは、2020年時点の人口が世界第4位であったが、2045年にはナイジェリアとパキスタンに抜かれ第6位に後退すると予想されている。

また、国内の年代別の人口構成比にも変化がみられる。65歳以上の人口は2020年の6.16%から2045年には14.61%に増加する一方で、0〜14歳の人口は2020年の24.56%から2045年には19.61%低下する見通し。

同庁のスハルソ長官は、変化を踏まえて政府が実施すべき政策として、若い世代が社会的にも経済的にも子供を産める環境を整えた上で、適切な育児システムを提供し、男女の労働面でのバランスを確保する必要があると述べた。さらに、将来的に高齢者の生活を支えるような政策も不可欠だと述べた。政府は地域間のあらゆる格差も是正しながら、均等な人口分布を促す必要がある。