コンサルティング会社デロイトはこのほど、インドネシアで2023年上半期(1~6月)に実施された新規株式公開(IPO)は44件となり、東南アジア全体のIPO実施件数85件の半分以上を占めたと明らかにした。また、インドネシア証券取引所でのIPOを通じた調達額は、同期間に東南アジア全体の70%を占めた。
IPOを通じた調達額は、ニッケル鉱山会社トリメガー・バングン・プルサダが6億8300万米ドルで首位となった。これに、ムルデカ・バッテリー・マテリアルズが6億2700万米ドル、地熱発電所運営会社プルタミナ・ジオサーマル・エナジーが5億9400万米ドル、自動車関連事業を手掛けるVKTRテクノロギ・モビリタスが5800万米ドルで続いた。
東南アジア全体のIPOによる調達額は上半期に33億米ドルとなり、前年の31億米ドル(件数は73件)から増加した。