ジャワ島中部バニュマス県にある違法の金鉱山で、水没事故により閉じ込められていた8人の捜索が打ち切りとなった。
8人は鉱山労働者で、7月25日夜に深さ60メートルの坑道内で浸水の被害に遭った。地域の捜索救助隊が24時間体制でポンプによる排水を行ったものの、7日経った8月1日時点でもまだ坑道の氾濫は続いており、生存者の発見は絶望的だとして捜索の打ち切りを決定した。捜索隊によると、事故の発生した初日から鉱山内は全て水浸しで、非難する場所もないほどだったという。
行方がわからないままの8人の家族らは、捜索打ち切りが決定した同日に、8人を称えて鉱山に花を投げ入れた。
この事件を受け、警察はバニュマス県内にある20カ所の違法金鉱山の閉鎖を検討している。