インドネシアの2023年第2四半期(4~6月)のGDPは、堅調な国内需要に後押しされ前年同期比5.17%増を記録した。マンディリ銀行およびプルマタ銀行が予測する年間GDP成長率、それぞれ5.04%、5.0%を上回る結果となった。
これにより、7四半期連続で経済成長率が5%を上回った。ただ、経済成長が純輸出(全輸出額から全輸入額を引いた値)によって支えられていた以前の数四半期とは異なり、今回は純輸出が経済成長を0.04ポイント押し下げる形となった。
支出全体でみると、経済活動の大部分を占める個人消費は第2四半期に5.23%増加し、政府消費は10.62%急増した。ただし、政府消費は個人消費よりも経済全体への影響は少ない。総固定資本形成(建物、機械、設備などの固定資産への投資)は4.63%の増加となった。