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インドネシアの独立記念日を祝う西ジャワの伝統パワイ・ジャンパナ

(c) kompas.com

8月17日のインドネシアの独立記念日を祝うさまざまな催しが、インドネシア各地で開催される。バンドンを始めとする西ジャワの地域では、伝統行事「パワイ・ジャンパナ(Pawai Jampana)」が今日まで毎年8月17日には開催されてきた。

「ジャンパナ」とはスンダ語で「椅子駕籠」を意味し、「パワイ・ジャンパナ」とは「椅子駕籠行列」を意味する。パワイ・ジャンパナでは2人から4人で担ぐ駕籠が数十台列を成して街中を練り歩く。各駕籠には西ジャワの特産品である農産物や手工芸品が積まれている。

駕籠の行列は決められたルートに沿ってパレードし、所定の場所に到着した後は、駕籠の中の農産物は行列の参加者と見物客に分け与えられる。伝統楽器と現代楽器の演奏会も開催され、とても賑やかなパワイ・ジャンパナは、西ジャワの人々が心待ちする伝統行事であり、独立記念日だけでなく、西ジャワ州の都市や地区の記念日・祝日にも開催される。

8月17日に開催されるパワイ・ジャンパナは、英雄たちの多大な努力によって成し遂げられたインドネシアの独立に対し感謝の意を示す行事であると同時に、コミュニティの人々の結びつきの強化、地域の優れた農産物・手工芸品の紹介、国内外の観光客の誘致、ユニークなスンダ文化の保存を目的としている。