東ジャワ州ラモンガン県の公立中学校の教師が、ヒジャブを正しく着用していないとして、女子生徒19人の髪を剃っていたことがわかった。教師が女子生徒の髪を剃ったのは8月23日で、教師の名前は明らかにされていない。
同校のハルト校長によると「ヒジャブの着用は校則で義務付けられていないが、着用する場合はヒジャブの中にインナーキャップを被り、前髪を見せてはいけないルールがある。女子生徒らはその点を守っていなかった」と説明した。ハルト校長は、保護者へ謝罪し、当該教師をすでに停職処分にしたと明らかにした。また女子生徒のメンタルケアについて、支援を行うとしている。
この事件について、イリザ・サアドゥディン・ジャマル国会第10委員会議員(教育担当)が「教師として、あるまじき姿だ」と非難し、政府は教師の能力や人格をより注視する採用基準の導入が必要だと述べた。