バリ州ギャニャール県ウブドのリゾートホテル「アユテラリゾート」で1日午後1時頃、ゴンドラが落下し、乗っていた客室清掃員の男性2人と女性3人(19~24歳)の死亡が確認された。
1階ロビーにいた目撃者によると、事故発生時、スタッフ5人がゴンドラに乗り込み、通常通りゴンドラを稼働したが、到着前に悲鳴が聞こえ、スタッフを乗せたままゴンドラが落ちてきたという。警察の現場検証で、スチール製のワイヤーが切れたことが原因と見られている。警察は、経営側の過失があったとして詳しい捜査を続けている。
ゴンドラは、崖の上にあるリゾートエリアへの移動手段として、宿泊客やスタッフに使用されており、レールの長さは約60メートル、傾斜は35度、高さは100メートルある。ホテルは8年前に開業し、ゴンドラは5年前から稼働していたが、これまでに事故は一度もなかったという。