パンデミックの間、ステイケーションは大きな旅行トレンドとなった。移動が制限されるなか、いかに地元観光客を呼び寄せることができるか、各地の宿泊施設が様々なプロモーション活動を展開したのは記憶に新しい。アウトドア志向も高まり、キャンプや豪華なグランピングの施設も多くの観光客を魅了した。しかしすべての制限が解除され世界的に安心感が高まった今、人々の海外旅行への関心も戻りステイケーションはもはや選択肢ではなくなっているようだ。
ヌサトリップ(Nusatrip)の最高経営責任者パトリック・ソエタント氏は「旅行スタイルが変化し、人々は今、海外に行きたがっています。ステイケーションはもう人気がありません」と述べた。「現在海外旅行先として人気があるのは、日本、次いで韓国、タイです。シンガポールの需要はそれほど戻っていません」と彼は付け加えた。国内観光については「依然としてジャカルタが人気です。先日バニュワンギのプロモーションを開始したところですが、おそらく将来的にはインドネシア各地で多くの注文が入るだろうと予想しています」と話す。
同社は多くの人が楽しく安全に旅行できるよう、また観光地の地元住民が安心して旅行者を迎えられるよう、コミュニティに健康維持の推進を呼びかけるイベントなども開催している。