Kポップなど韓国の文化が世界的に浸透する中、男性向け化粧品の需要が高まっている。インドネシアでも、地場企業が男性向け化粧品を売り出すなど、市場拡大の動きが見えるという。
複数のインドネシア企業はこれまでに、広告キャンペーンにおいて、男性モデルを投入し、男女どちらにも向けた商品を売り出している。BLPビューティーは2021年、男性の化粧を取りあげた広告キャンペーンを導入した。さらにガーランド・カンティク・インドネシアは「ディア・ミー・ビューティー」ブランドのファンデーションの宣伝で、同様に男性モデルを起用している。
GMOリサーチによると、世界の男性向け化粧品・パーソナルケア製品市場は2027年までに1,832億米ドル規模に拡大する見込み。日本、タイ、韓国の需要が強いという。インドネシアは男性向け化粧品の市場は依然として規模は小さいものの、地場ブランドが続々と男性向け化粧品を売り出し、男性のニーズに応えようとしている。