中部スラウェシ州モロワリ県にあるインドネシア・チンシャン・ステンレス・スチール(ITSS)所有のニッケル精錬工場で24日午前5時30分頃、爆発事故が起きた。現地警察によると、この爆発で、作業員13人(うち外国人労働者5人)が死亡、39人が負傷した。負傷者のほとんどが、重度のやけどを負い、病院で治療を受けている。
同県の工業団地を運営するモロワリ・インダストリアル・パーク(IMIP)は声明で、製錬炉の修理を行っていた労働者らが爆発に巻き込まれたと説明。爆発の原因については、製錬炉の底に、爆発を誘発する液体が残っていたとの見解を示した。周囲には、製錬炉の部品の溶接や切断に使用する酸素ボンベが多く配置されており、爆発が大きくなった要因とみられている。