中央ジャカルタの選挙監視委員会(Bawaslu)は3日、副大統領候補でジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領の息子ギブラン・ラカブミン・ラカ氏が同日に行ったカーフリーデーでの牛乳の無料配布は違反行為にあたると結論づけた。
同委員会の事情聴取を受けたギブラン氏は翌日、記者団に対し、「政治的な活動は一切行っておらず、選挙監視委員会にも事前に報告していた」と反論した。しかし、記者から配布した牛乳の出どころについて聞かれると、ギブラン氏は沈黙を貫き、同席していた国家キャンペーンチーム(TKN)のハビブロクマン副議長が、「選挙監視委員会の審査において、牛乳の出どころについて尋ねられていない」とフォローする場面もみられた。この活動は、選挙監視委員会の違反行為に認定されたため、今後さらなる調査が行われる。