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製紙工場でガス漏れ 近隣住民140人に中毒被害

(c) batam.inews.id

西ジャワ州カラワン県チアムペル郡にあるシナルマス傘下のピンドデリ第2製紙工場で20日、ガス漏れがあり、近隣住民140人が中毒被害を訴えた。多くの住民が複数の医療機関で治療を受けている。

カラワン県知事によると、これまでも製紙に使われる苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が漏れ、住民が被害を受けたことが5回ほどあったという。製紙工場は「事故の再発防止につとめることを約束する」としたが、その度に反故にされたと知事は憤りを表した。

知事は「まずは住民の治療・回復に専念する。その後は製紙工場の責任者に対し、違反行為があった場合の勧告や命令を行う行政措置と、違反行為を繰り返した場合の罰則規則を検討する。」とした。現在、警察が経営者ら幹部に事情聴取し、事故の詳しい原因や経緯を捜査している。