ATMから引き出した現金の中に10万Rpの偽札が入っていたとの報告と写真がTwitter上に投稿され、人々を不安にさせている。投稿者によると、ATMから引き出した現金で買い物しようと試みた彼の父親は、店側に拒否されて初めてそれが偽札であったことに気付かされたとのこと。ATMに偽札が紛れ込む問題は未だ改善されていないのか。
インドネシア中央銀行(BI)貨幣管理部門エグゼクティブディレクターのMarlison Hakim氏は、この投稿に対し「安全機能に関しては、銀行及びATM・CDM・CRMのサプライヤーによる厳格なテストプロセスがあります。機械の取り扱いも特別な許可を得た関係者のみに規制しており、現在の技術では、偽札がATMに入る可能性は非常に低いです。」と説明した。
また同氏は「もしもATM等で疑わしい紙幣をみつけた場合には、速やかに該当のATMを所有する銀行に報告してください。市中銀行ならびにインドネシア中央銀行において真贋を調査の上、ご協力いただいた方に調査結果をご報告いたします。市民の皆さまからのご報告は、犯罪予防措置及びセキュリティ機能強化に不可欠です。」と付け加えた。なお現行の通貨管理に関する規則では、調査の結果偽札であることが判明しても、損失額は補償されないのでご注意を。