パプア州で、武装集団(KKB)が民間機に発砲する事件が相次いだ。事件があったのは、中部パプア州プンチャック県で16日午前9時52分(現地時間)、アジアン・ワン・エア機がミラワク空港に着陸したところ、機体の右側から突然銃撃を受けた。この銃撃による死傷者は出ていない。
しかし、翌日17日午後1時20分(同)、パプア州ヤフキモ県のノップ・ゴリアット・デカイ空港でも、ウィングス・エア機が機体左側から銃撃され、壊れた窓ガラスに当たった乗客1人が負傷した。当局は、現在進行中のパプア州議会選挙に関連した事件とみて捜査している。この事件を受け、インドネシア国家警察と国軍は、ミミカ空港やインタンジャヤ空港など、パプアの主要9空港周辺の境界線を拡大し、警備を強化している。