先週末の米ドルに対するルピア為替相場は、1月の貿易黒字の減少に伴って下落した。
金曜日の取引開始後、米ドルに対してルピアは15,623ルピアから0.24%下落し、1ドルあたり15,660ルピアとなった。
「国内で輸出額及び黒字の減少を示す貿易収支データは、ルピアに対するネガティブな感情を与える可能性がある。」と金融市場オブザーバーのアリストン・ジェンドラ氏は語った。
中央統計庁(BPS)のデータによると、インドネシアの貿易黒字は今年1月に20億2,000万ドルで黒字を継続しているが、中国経済の減速の影響などから前年12月の32億9,000万ドルと比べて減少した。1月の輸出額は前月から8.34%減の205億2,000万ドルだった。
一方で、2月14日の総選挙と大統領選挙が穏便に執り行われた事がプラスに作用し、今後ルピア高に働く可能性もあるとした。