中央ジャカルタのジャカルタ警視庁は13日、タナアバン刑務所から受刑者16人が脱走した事件をめぐって、新たに2人を逮捕したと発表した。これにより、合わせて15人が逮捕された。逃亡していた2人は、西スマトラ州ブキットティンギと西ジャワ州ボゴールでそれぞれ身柄を拘束された。
事件があったのは2月19日午前2時40分頃、刑務所裏に住む住民から「数十人が走り去っていった」と通報があり、同じ部屋の受刑者16人が脱走したことが分かった。浴室の鉄格子が切断されていたという。その後の捜査で、逃亡した受刑者の妻が先に、夫との面会で弓のこを持ち込んでいたことがわかり、その妻も逮捕された。警察は、逃亡している残り1人の受刑者の情報を公開し、情報提供を呼びかけている。
