タクシー最大手のブルーバードが、高齢者や妊婦、障がい者など介助を必要とする利用者を対象としたバリアフリーカー「ライフケア・タクシー」による配車サービスを開始した。
車両はトヨタ自動車の高級多目的車(MPV)「ヴォクシー」で、日本から完成車(CBU)を輸入して使用している。シートが回転して車外へせり出す「サイドリフトアップチルトシート」を装着しており、利用者が乗降しやすい設計となっている。
同車両は現在、国内で計5台が稼働。うち3台は首都圏(ジャカルタ、ボゴール、デポック、ブカシ、タンゲラン)で、残り2台はバリで運用されている。今後、需要に応じて段階的に台数を増やす。
ブルーバードのシギット副社長は、ライフケア・タクシーは通常使用も可能だが、同車両を必要とする利用者がいる場合にはそちらが優先されると説明。ジャカルタの複数の病院とも提携しているという。