公共事業・国民住宅省（PUPR）は、ジョコ・ウィドド（通称ジョコウィ）大統領の任期が終了する今年10月までに、現在建設中の18カ所のダムの完工を目指す。安定した水の供給により、食糧の安定を図る狙いだ。
同省のボブ・アーサー・ロンボギア水資源総局長によると、ジョコウィ大統領の2期10年の任期の間に建設されたダムは計61カ所に上り、このうち43カ所が稼働済み。年内完工を目指す18カ所は、アチェ州、北スマトラ州、南スマトラ州、ランプン州、西ジャワ州、東ジャワ州、バリ州などという。さらにこのほか、7カ所のダムもすでに着工しているが、これらは来年以降の完工を予定していると話した。
同省はダムのほか、年内に24カ所の貯水池の完工、および1万ヘクタールの灌漑（かんがい）水路の建設も予定している。灌漑（かんがい）水路については、過去10年間で46万3,315ヘクタールを建設し、210万ヘクタールを改修した。
