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デング熱による死者が増加

(c) TheJakartaPost

デング熱による死者数が増加し続けている。保健省は年初から4月21日までの間に、昨年同時期の3倍に当たる540人がデング熱により死亡したと発表した。

総感染者数は7万6,100人を超え、4月最終週だけで新規に1万4千人が感染した。バンテン州タンゲランと西ジャワ州バンドンで感染数が多くなっている。保健省は、エルニーニョ現象による気温の上昇でデング熱を媒介する蚊の繁殖が盛んになり、また蚊が長生きしていることが感染が増えている原因との見方を示している。同省は蚊の幼虫駆除剤や成虫の殺虫剤を導入するなどしてデング熱の増加を抑制しようとしている。

政府はデング熱の感染が減らない要因として、人々がデング熱対策の新しい技術に抵抗を示したり、従来から行われている排水する、貯水容器にふたをする、雨水を適切に処理するといった3Mキャンペーンと称するボウフラの撲滅運動を適切に行わっていないことを挙げている。