ブディ・アリ・スティアディ情報通信大臣は5月19日、米起業家イーロン・マスク氏が手掛ける衛星通信サービス「スターリンク」の国内運用開始に伴い、インドネシアにネットワーク・オペレーション・センター(NOC)または事業拠点の開設を提案していると明らかにした。その理由として、インドネシアの情報保護法令に基づいてオンラインギャンブルやポルノの取り締まりおよびデータ漏えい防止を挙げた。
スターリンクはイーロン氏がCEOを務める宇宙開発企業スペースXが提供する低軌道衛星(LEO)を利用したインターネットサービスで、遠隔地も含め「世界のどこでもつながる」とされている。インドネシア政府が推し進めるインドネシア全土における地域保健・教育機会の均等に貢献すると考えられる。
スターリンクは技術的にインドネシアで消費者向けインターネットサービスを展開する要件を満たし、今月営業許可を取得している。