国営通信会社Telkom（テルコム）は、イーロン・マスク氏が手掛けるStarlink（スターリンク）の携帯電話サービス市場への参入の可能性について懸念を示している。
テルコムのボギ氏によると、スターリンクの低軌道（LEO）衛星は、テルコムの静止軌道衛星よりも高速なサービスを提供できるため、競争力が高い。同氏は、「エンドカスタマーへのサービスに関しては、技術面だけでの競争は困難で、国家の介入が必要だ。近い将来、LEO衛星ビジネスにおいて多くの外国企業が我が国に参入するだろう。」と述べ、政府へ注意喚起を促した。
スターリンクはテルコムとの消費者向けサービスの提携を拒否し、独立してサービスを展開する意向を示している。企業競争監視委員会（KPPU）は、5月28日にスターリンクの競争の公平性についての調査を進めるために、グループディスカッションを開催した。
