首都圏の通勤電車の運行を行っているクレタ・コミューター・インドネシア社(KCI)は、プレミアム通勤電車(KRL Premium)を導入する計画を撤回した。
同社は2019年中頃にプレミアム料金を設定した通勤電車のテスト走行を行うことを予定していた。プレミアム通勤電車には通常の通勤電車よりも上質な座席を用い、限られた駅への停車を計画していた。KCIによると、出資者らの会合で出された意見に基づいてプレミアム通勤電車の計画を中止することにしたという。
これまでプレミアム通勤電車の導入に反対をしてきたインドネシア消費者協会(YLKI)は、計画の中止を歓迎するとの立場を表明した。同会のアバディ会長は「KCIは格差の無い信頼できるサービスを提供することが責務であり、通勤電車に差を設けることは彼らの責務でない」とコメントしている。
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