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PLN子会社 廃棄紙幣を火力発電所で燃料に利用

国営電力会社PLNの子会社のPLNインドネシア・パワー(PLN IP)社は、西カリマンタンのベンカヤン火力発電所で、廃棄する紙幣を細断し石炭と合わせて燃料として利用していることを明らかにした。

同社によると廃棄紙幣の利用はエネルギー移行の促進を支援し、2060年に二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す企業努力の一つであるという。また同社はバイオマスを火力発電所の燃料として利用する新たな取り組みを行っており、廃棄紙幣の利用はその一つであるとした。

この廃棄紙幣の燃料への利用はPLN IP社のシンカワン発電事業部とインドネシア銀行西カリマンタン州支店との協力によるもので、廃棄紙幣を燃料の代替品として利用することについての基本合意文書に双方が署名したことにより実現した。すでにテストも行われ、今年5月の時点でベンカヤン火力発電所での廃棄紙幣の使用率は4%に達しているという。