西スマトラ州パダン・パリアマンの公立小学校で11歳の女児が級友が放った火によって重度のやけどを負い5月21日に死亡した事件で、現地警察は7月6日、業務上過失致死の疑いで小学校の教員2名を容疑者に認定した。事件当時、教員の指示でごみを焼却するために小学生2人がガソリンを扱っていたが、級友が被害者の女児にガソリンをかけたあと火をつけた疑いがある。
現地警察の刑事捜査部長によると、逮捕された2名の教員のうち1名は被害者の担任教諭、もう1名は体育教師で、インドネシア刑法第358条に基づいて起訴され、有罪の場合5年以下の懲役が課される可能性が高い。現在実行犯として取り調べのために勾留されている11歳の子ども(被害者の級友)は、現行の少年法では12歳未満の子どもを容疑者に認定することができないため、裁判が終わり判決が下り次第両親のもとに戻される見込みだ。