バリ島のイ・グスティ・ングラ・ライ国際空港(通称デンパサール国際空港)では、アフリカで感染が急拡大し世界保健機関が緊急事態を宣言しているエムポックス(サル痘)の水際対策が強化されている。
国際線の到着ロビーには3台のサーモグラフィーが設置された。エムポックスに感染している疑いのある旅行者が確認された場合は、国際線ターミナル内にある医療施設に隔離され、その後病院に移送され詳しい検査を受けることになるという。
8月21日時点ではエムポックスへの感染が疑われる旅行者は見つかっていない。デンパサール市検疫局のクスマジャヤ局長は、サーモグラフィーで体温が37.5度を上回ることが確認できた場合は詳しい検査を行うことになると話している。