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エムポックスのワクチン1,600回分を輸入 保健省

保健省は8月27日、エムポックス(サル痘)がアフリカ大陸を中心に感染拡大している事態を受け、ワクチン1,600回分をデンマークから輸入すると明らかにした。前回、2022年に輸入したワクチン1,000回分の在庫が切れる見込みで、新たに輸入したワクチンは1週間以内に届くとしている。ワクチン1本あたりの価格は350万ルピア、調達には予算56億ルピアを充てた。

ブディ・グナディ保健相によると、今年中にワクチンの再輸入も検討しており、輸入先として日本も対象と説明した。エムポックスは、コロナウイルスのように空気感染はせず、身体的な接触による感染を主とすることから、国民に広く接種を勧めずに医療従事者への接種に使われる。エムポックスは天然痘に似た感染症で、世界保健機構(WHO)が同月14日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。