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公務員の新首都移住に遅れ

当初9~10月開始を予定していた新首都「ヌサンタラ」への公務員の移住計画が遅れている。アズワル国家機関強化・官僚改革相は9月3日、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が、「デジタルインフラなどが整うまで、移住を急ぐ必要はない」と方向転換を示したと明らかにした。

ヌサンタラでは先月、独立記念式典が開催されたが、完成していたのは大統領府や宮殿とその周辺だけだった。省庁が入居するビルや、官僚や公務員が住む官舎は整いつつあるものの完成しておらず、空港にいたっては先日、公共事業省が天候不順を理由とした建設遅れを報告したばかりだ。アズワル氏は、「移住開始時期は未定であるが、人数は当初の予定とおり約1,700人と移住人数に変更はない」と説明している。