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エムポックス対策 ワクチンと検査薬の普及はじまる

ブディ・グナディ・サディキン保健大臣は9月4日、2022年から現在までにインドネシア国内で確認されたエムポックス(別名サル痘)感染者は88名で、治療によって全員が回復したと公表した。これらの感染例は西アフリカ型(クレードIIb)と呼ばれる比較的症状の軽いウイルス系統だった。重症化率や致死率が高いコンゴ盆地型(クレードIb)は、アフリカ大陸のほかスウェーデンやタイで感染が確認されている。

ブディ大臣によると、保健省はエムポックス検査キットをインドネシア全土に行き渡るよう手配しており、ワクチンの使用が推奨される高リスク患者向けにワクチンを手配済。

医師が必要と判断した場合には無料でワクチンを提供する予定。インドネシアでは感染拡大を防ぐため水際対策をすでに導入しているが、ブディ大臣は、新型コロナウイルスと異なり飛沫感染は非常にまれであるため過度な心配は不要と述べた。