インドネシア中央銀行（BI）の予備データによると、8月の小売売上高指数（RSI）は前年同月比で5.8％の増加、前月比では1.6%増加し、消費者信頼感の高まりを示している。
特に8月の独立記念日を前にした需要増加と小売業者の割引戦略がこの成長を後押しした。7月のRSIは、犠牲祭による6月の需要増加後の通常化に伴い、月次ベースで7.2％の急激な減少を示していた。食料品や飲料、タバコ、さらに自動車部品やアクセサリーの売上が増加した一方、情報通信技術機器の販売は長期に渡り低迷している。また、消費者信頼感指数（CCI）もわずかに上昇し、特に今後6カ月間の経済見通しに対する楽観的な評価が目立っている。
しかし、製造業では購買担当者指数（PMI）が8月も48.9に低下し、2カ月連続で縮小を示している。製造業の低迷が続く中、消費者支出の成長が経済全体に与える影響が注目されている。
