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海砂の輸出を正式に許可 

ズルキフリ貿易相は9月9日、海砂の輸出を正式に許可したと明らかにした。海砂の輸出に関する貿易相規定2024年第20・21条で定めた。

海砂をめぐっては、インドネシア政府が2023年5月、国内の埋め立てなどの需要を優先的に満たすことを条件に、輸出を認める法律を公布。輸出が20年ぶりに解禁された。海洋生物の生息地への悪影響を懸念する声があがったが、政府は、「海砂の採取にはGPSによる管理システムを採用しており、環境破壊につながらない。むしろ国営企業や政府にとって、経済・産業活動など広範囲にわたる利益をもたらす」と説明した。

インドネシアが2003年に海砂の輸出禁止措置をとるまでは、シンガポールが主要調達先のひとつで、1976~2002年まで、同国の土地拡張のため、年間約2億5000㎥ものリアウ諸島海域の海砂が輸出されていた。