インドネシア裁判官連合は9月27日、全国の裁判官1,326人が、10月7～11日まで、一斉休暇を取得すると明らかにした。この12年間で賃上げがないことに対する抗議としている。同期間中、約70人の裁判官は、ジャカルタでデモ活動を行うという。デモに参加しない裁判官は、参加する仲間に敬意を表し、自宅で待機する。すでに有給休暇を取得した裁判官は、同期間の裁判に出廷しないと表明した。
インドネシア裁判官連合によると、この抗議活動は、第一級裁判官、控訴裁判官、一部の最高裁判所の裁判官だけでなく、市民社会や学術団体、インドネシアの司法の独立に関わる機関からも支持を得ているという。裁判官の高潔性を維持するための努力として、各裁判官の福祉の充実が重要であり、それがかなえば、裁判官が汚職行為をする口実もなくなると強調した。
