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インドネシアの2045年高所得国目標、世界銀行が懸念

世界銀行は、インドネシアが2045年までに高所得国となる目標に対し、厳しい見通しを示した。政府の計画によれば、インドネシアが独立100周年に向けてこの目標を達成するためには、今後20年間で年間6〜7%の経済成長が必要だ。

9月23日、世界銀行のチーフエコノミストであるインデルミット氏は、「中所得国が数十年で高所得国になるには奇跡が必要だ。インドネシアの進展はインフラ、ガバナンス、マクロ経済の安定といった基本的な改革の分野で見られる。一方で、特に規制や市場効率化の遅れが、他国に比べて成長の足かせになっている。金融、労働、貿易、競争、事業規制といった分野はインドネシアが成長を維持するために改革すべき議題である。」と指摘した。また同氏は、25年間で低所得国から高所得国へと転換した韓国の事例を参考に、インドネシアが「3i」(投資、技術革新、イノベーション)政策を推進することを提言した。