ジャカルタ特別州知事選挙が近づき、3ペアの正副知事候補によるマニフェストが公開された。元西ジャワ州知事のリドワン・カミル氏は地域社会の開発と強化を公約に掲げており、RT、RWと呼ばれる隣組、町内会に環境管理(廃棄物管理や公共施設の建設、協同組合の設立など)のため2億ルピアを支給すると述べた。自治体のインセンティブ制度や低所得者向けの無利子・無担保の融資についても言及した。
無所属で立候補しているダルマ・ポンレクン氏は、「セーフ・ジャカルタ・カード」の発行によりジャカルタ市民が優先的に公共サービス(職業、教育、医療、交通)を利用できる政策を公約に掲げ、福祉の充実による経済格差是正にも言及した。闘争民主党から出馬しているプラモノ・アヌン氏は、20億ルピア以下の住宅に対する固定資産税免除のほか、体が不自由な人にも優しい公共交通機関の整備などを公約に掲げた。