海洋水産省(KKP)は、起業家たちが「魚のミルク」の原料のタンパク質加水分解物の加工工場の建設に興味を示していることに言及した。すでにKKPには多くの魚加工事業者から工場建設の要件などの問い合わせがあったが、具体的な進展はまだ無く、同省は真剣に関心を示す起業家を求めている。
「魚のミルク」とは、魚のタンパク質加水分解物から製造されるプロテイン飲料のことで、牛乳に似せて加工したもの。このネーミングは、同製品が魚のタンパク質由来であることを分かりやすく人々に広め、消費してもらうためのブランド名だという。
現在、インドネシアの1人当たりのタンパク質摂取量は62.3g/日で、これはASEAN諸国の平均を下回っている。「魚のミルク」の主原料のタンパク質加水分解物は、食品や飲料に添加することで栄養価の優れた食料品を作ることができるとし、発育阻害の子どもの数を減少させる取り組みにもなるとした。