協同組合・中小企業省は、国内の中小零細企業をおびやかす恐れがあるとして、中国の通販アプリTemu(テム)のインドネシア進出を否定した。
Temuがインドネシアに進出した場合、顧客はこのアプリを通じて中国の工場と簡単に直接取引ができるため、国内の中小企業の衰退につながり非常に脅威だとした。また、eコマースのイベントで行われたTemuの危険性についての講演がSNSのX(旧Twitter)でツイートされ、再び議論となっている。これに対し政府は、Temuの動向を引き続き監視すると対応した。
Temuは販売者などを介さずに商品を工場から直接顧客へ販売する手法で、手数料もないため商品を低価格にできる。すでにアメリカやヨーロッパに進出し、さらにはタイやマレーシアなどの近隣諸国にも販路を拡大し始めているため、インドネシアに入ってこないよう警戒し続けなければならないとした。