大手通信事業者のテレコムセルが10月7日、顔認証システムの試験的導入に成功したと発表した。通信情報省の全面的な支援を受けて実現した。顔認証システムは、テレコムセルのセルフサービス端末「MyGraPARI」、またはオンラインサービスの「GraPARI Online」を利用したSIMカードの登録や変更に適用される。顔をスキャンして顧客の身元を確認し、住民・民事登録局の既存データと照合することで機能する。
テレコムセルは2015年に「MyGraPARI」を導入して以来、電子住民登録証(E-KITAS)のスキャンや指紋認証をID認証として採用してきた。今後は、顔認証システムによって、居住者識別番号(NIK)や家族カード(KK)の番号を使ったID認証システムを補完し、より安全で利便性の高い手法となると期待されている。